ヴィンテージ リーバイス507XXとLVCについての考察です。
507XXセカンドの特徴は多様性
セカンドの古着は、同じモデルでも、ステッチや色目、細かなサイズやシルエットが違っていて、個体差が大きい。
上はステッチも光沢の残るオレンジでモダンな色落ち、下はボタンも古めがついていて、ステッチは退色して、ファーストのようにグリーンがかったクラシックな色落ち。
イメージのベクトルが違うので、個人的な感覚では、これは別物である。
そのため、どちらかに絞り切れず、2枚持ってしまっているが、ダイバーシティ(多様性)がセカンドの古着の特徴と考えると、それもありかなと思う。
ボタンホールがイエローの507XXセカンド
よく着ているボタンホールのステッチがイエローの両面セカンドを洗濯。
この個体は、ポケットのカンヌキがオレンジだったりするので、時代的には移行期に分類され、価格はそれほどしないが、生地は53年モデルの生地だったりするし、ボタンもファーストみたいなのがついている。
ボタンホールをイエローで縫製しているため、カンヌキも同様に違う色で塗ってしまったのだと思う。
実際は、移行期ではなく片面直後ぐらいの感じだと思う。
逆に革パッチ・両面のディテールのセカンドでも、55年モデルの生地の個体があったりする。
一般に、507XXは、片面期、両面革パッチ期、紙パッチ期に分けられているが、中には、お手頃な価格で放置されているセカンドがあるのではないかと思う。
つまり、両面革パッチ期~移行期で色の抜けたセカンドは、けっこうお手頃価格になっているが、中には、ヴィンテージ感の強い個体があるので、そのあたりはお買い得なのではないかと思う。
507XXセカンドのデザインは立体的
セカンドは立体的にデザインされているので、正面は斜め前じゃないかって話しは確かにあったような気がします。
セカンドをざっくり着る
セカンドは、適当に着た格好の上から、ざっくり着てもそれほどおかしくないようなところがある。
ニューバランスM996にあわせてもそれほどおかしくないので出動機会も自然と多くなる。
360度全方位の立体的なデザインになっているので、見た目の印象よりも着た人が分かる良さがある。
今でも7〜8万ぐらいから、いいセカンドが買えるので、古着としては充分に高いのだが、個人的にはリーズナブルかなと思う。
セカンドの古着とLVC501の現行品
最近は古着とLVCを自然にミックスして着ることが多くなった。
ホワイトオークからカイハラになって、インディゴのカラーがソリッド傾向になったが、すっきりあわせられるので、それはそれで正解なのかもしれない。
セカンドにあうLVC501
セカンドにあうLVC501は、1955モデルであるが、実際には、1955モデルよりはすっきりした印象の1947モデル、1966モデル、1976モデルをあわわることが多い。
この組み合わせは、1947モデル。
1947モデル
1966モデル
1976モデル